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煙の中での新感覚、『小金沢健人展 Naked Theatre –裸の劇場– 』劇場が提案する美術とパフォーミングアーツの新たな交差点「KAAT EXHIBITION」の2019年度は『Naked Theatre』というテーマを掲げ、小金沢健人さんの個展を主軸に多彩なプログラムを展開


KAAT神奈川芸術劇場で開催されている『小金沢健人展 Naked Theatre –裸の劇場– 』にいってきました。
こちらの公演は、たまたま見かけたNHKの日曜美術館で紹介していました。
小金沢健人さんは劇場内を煙で覆いつくし、独特な空間を作りあげるのだそうです。
煙の中に浮かんでは消える観客のシルエット。
観客もまた出演者になっているのだという解説に興味をもち、無性に煙に満たされた劇場内に自分も足を踏み入れてみたくなったのです。

小金沢健人展 Naked Theatre –裸の劇場– 小金沢健人展 1.jpg 

開催期間中は日によって、小金沢健人さんや白井晃さん(KAAT神奈川芸術劇場芸術監督・演出家)のトークショーやキュレーターズトーク、
小金沢健人さんとスガダイロー(ピアニスト・作曲家)、荒悠平(ダンサー)、志人(詩人・作家・作詩家)によるパフォーマンスが行われていました。
令和元年5月2日に行ってみました。
この日は「スガダイロー(ピアニスト・作曲家) &小金沢健人&荒悠平(ダンサー)」によるパフォーマンス。
14時から17時までの3時間に、20分程度を6回予定という贅沢なものでした。
15時過ぎに到着しました。
煙というのは、一体どんなものだろいうかと、煙たくないのかなとちょっぴり懸念していましたが、野菜売り場の細かな霧のようで清涼感さえありました。

小金沢健人展 3.jpg 煙がつくる光のシャワー

小金沢健人展 4.jpg 床に散らばる星型はついすくいたくなる 

会場ではちょうどパフォーマンスの途中でした。
スガダイローさんの激しいピアノに合わせて、荒悠平さんが荒々しく舞い、ふっと現れた小金沢健人さんがミラーでライトの光を反射させていました。
煙によって際立った強い光と影はより存在感を増し、やわらかい光と影はふんわりと調和し、光と影ってこんなにきれいだったんだと改めて思い知らされました。
それと反比例するかのように、ぼんやりとした輪郭で縁取られた観客同士は、お互いの存在がソフトに感じられ、こんな環境だったら喧嘩とか減るんじゃないかなとさえ思いました。

普段、ダンスなんて見ないんですけど、荒悠平さんのダンスはなんだかすごかったです。
パタッと倒れて、起き上がるのは圧巻でした。
20分間のパフォーマンスを終えた荒悠平さんは顔見知りの来場者の方にに「結構、ヘロヘロになります」と話していました。

小金沢健人展 5.jpg
天井に浮かぶカラフルな光はどことなくあどけない

スガダイローさんのピアノは即興なのでしょうか、スローな時とめちゃめちゃ激しくなる時があります。
荒悠平さんはその音に呼応して体を動かしていくようなのですが、めちゃめちゃ激しい時は、観てる側がヒヤヒヤするくらい動き回ったりしていました。
スガダイローさんがピアノの弦を一気にピアーっと指でなぞり、それに合わせた荒悠平さんがパタッと倒れて、起き上がるというのを何度も何度も繰り返す場面がありました。
その「パタッと倒れる」というのが、素人目には怪我しないか紙一重というくらい、とんでもない勢いなんです。
堪えきれず笑い声を出してしまう方もいらっしゃいましたが、観客としてはついに笑ってしまう方と、怖いし体力消耗するからそろそろ止めらたらと固唾をのんでしまう方と二手に分かれたんじゃないでしょうか。
スガダイローさんが弦をなぞるのをやめた時、荒悠平さんはもっともっとと荒悠平さんをあおるような仕草をしましたが、スガダイローさんはもう十分だよ〜とばかりに軽く笑いながらそっと首を横に振りました。
またしてもふっと現れた小金沢健人さんはミラーボールを抱えていて、空を舞うちいさな光のドッドが、荒悠平さんの体を駆け抜けていきました。
後半、さすがに疲れがたまってきたのか、荒悠平さんはピアノの周りとぐるぐる歩いたり、しばらく横たわっていることもありました。
自分を追い込むことにより一種のゾーンに入って、一瞬の芸術を作りあげる方法もあるのだろうとは思うけれど、くれぐれもお体をお大事になさってくださいね・・・
スガダイローさんもまた、鍵盤と格闘するかのように音をたたき出し続けていて、こちらもかなり体力を消耗するはずです。
パフォーマンスが終わった後、観客からの拍手の中で力を振り絞ったスガダイローさんと荒悠平さんが硬く握手をしているのか小気味よかったです。
会場内はあまり広くないため荒悠平さんの会話をきけたり、ふらっと出てきた小金沢健人さんが持っていたハーモニーボールを何気なく観客の小さな女の子に貸してあげたりする場面を見れたりして、気さくな雰囲気だなとも思いました。

小金沢健人展 2.jpg
小金沢健人さんと荒悠平さん

神奈川芸術劇場はJRの関内駅から横浜スタジアムを通過し、大さん橋の交差点を右折して、少し歩くと着きます。
1.5回分のパフォーマンスを堪能して、16時45分くらいに会場を後にしました。
帰りには衝動的に寄ったありあけ本館で「令和」って書かれたどら焼きを買って浮かれていたら、横浜スタジアムでの観戦を終えたあまたの野球ファン方々と合流してしまい、ありゃりゃと思いました。
午前中は雨もぱらつきましたが、午後からは晴れ、ちょっと眩しいくらいの夕日に照らされての帰宅となりました。



水面に映る湖畔の紅葉に魅せられる秋の碓氷湖まで趣のあるアプトの道をハイキング、世界遺産の富岡製糸場も見学もぬかりなく


老舗駅弁屋『おぎのや』特製!秋の栗ごはん弁当付き、案内人と見学できる、世界遺産・富岡製糸場『西繭倉庫』 熊野平からめがね橋〜碓氷湖『アプト道ミニハイキング」という日帰りバスツアーに参加してきました。。
久しぶりにおひさまが顔を覗かせた三連休の初日、高速道路は混んでいました。
さらに事故による渋滞回避のため一旦下道におりたバスは、予定より2時間ほど遅く、碓氷第三橋梁(めがね橋)に到着しました。
霜月の澄んだ青空を背景に、煉瓦のアーチがさわやかに立ち上がっていました。
縦横にレンガを積み上げるフランス式の積み方だそうで、富岡製糸場の建物も同じ積み方だそうです。

碓氷第三橋梁(めがね橋).jpg
碓氷第三橋梁(めがね橋)

そこから頭上に広がるオータムイエローの葉と木漏れ日を楽しみつつ道なりに少し上ると、「『アプトの道入り口』熊野平駅」と書かれた看板と上り階段が見えてきました。
100段ほどある階段の上には熊野平駅、そこから平成13年に廃線したという、アプト式鉄道(アプトの道)を通って碓氷湖へ、約3km程度ののミニハイキングの始まりです。
煉瓦でできたトンネルの中を歩くのですが、長いトンネルの中は天井から冷たい雫が落ち、上着をきちんと着ていないと寒さを感じるくらい空気がひんやりとしていました。
トンネルを抜け、またトンネルをくぐりながらしばらく進むと、めがね橋の上を通過します。
下から見上げた時は高いと感じましたが、橋の上から下を見下ろすと特別高いとは感じず、橋を渡っている時はアーチは見えないので、ここがめがね橋の上だと知らされないと気が付かないかもしれません。

碓氷峠鉄道  熊野平駅.jpg
かろうじてホームだとわかる、熊野平駅

碓氷峠鉄道 アプトの道1.jpg
熊野平駅側の最初のトンネル、向かうは碓氷湖

碓氷峠鉄道 アプトの道2.jpg
トンネル内はレンガでできていて、とても趣がある

いくつかのトンネルを抜けた時、紅葉する山の木々の間に湖が見えてきました。
碓氷湖です。
11月の太陽はお昼でも少し低いため、山際から斜めに差し込んだ光がすうっと碓氷湖の湖面へと伸びているようでした。
そんな光に照らされて湖畔の色づいた木々が水面に映りこむ景色は、とても美しいものでした。

碓氷湖.jpg
斜めからの光が碓氷湖の水面に湖畔の山々を鮮やかに映し出しています

もっとゆっくり見たかったのですが、気が付けば集合時間でしたので慌ててバスに乗車し、碓氷湖を後にして富岡製糸場を目指しました。
すでに時計は15時を回っていましたが、この間にお昼のお弁当で配られた、おぎのやの秋の栗ごはん弁当をいただきました。
秋の栗ごはん弁当は、刻んだ栗が入ったご飯と、玉子焼きと、蒟蒻・筍・人参・椎茸の煮物と、トリカラと香の物が入っていて味のバランスも良く、ちょっと軽めの量が私にはぴったりでした。

おぎのや 秋の栗ごはん弁当.jpg おぎのやの秋の栗ごはん弁当

富岡製糸場は最終入場16時30分で17時までとのことでしたが、行きの渋滞によって大幅に遅れていたためギリギリのようでした。
何とか見学時間1時間をキープできる状態でバスは富岡製糸場に到着。
富岡製糸場では西置繭所保存修理工場見学施設を見学し、国指定重要文化財という鉄水溜(てっすいりゅう)を見て、その後は案内人の方の後について場内を回ってきました。
繰糸所では自動繰糸機を間近で見ました。

富岡製糸場.jpg
霜月の西日に包まれていく富岡製糸場

繰糸所 自動繰糸機.jpg
繰糸所内の自動繰糸機は何やら複雑そうに見える

富岡製糸場は、なんと昭和62年まで操業していたというのですから、とても驚きました。
タイムスケジュール上、駆け足での見学となった富岡製糸場を出るころには、すでに薄暗く大きなオレンジ色の月が登ってきたのが見えたほどでした。
何はともあれ、気になっていた世界遺産に行けてよかったと思っています。

初夏の栃木観光、龍門の滝と若山農場と大谷資料館と出流原弁天池をめぐる、楽ちんで贅沢な日帰りバスツアー


「まるで地下神殿!神秘の『大谷資料館』美しい和の緑景!若山農場の竹林」というクラブツーリズムの日帰りバスツアーに参加してきました。
この日の行程は、@龍門の滝、A若山農場、B大谷資料館、C出流原弁天池を巡るといった、ややボリューミーなものでした。
真夏でも10℃台の大谷資料館に涼を求めてか、バスは2台という大所帯で出発しましたが、高速では事故による渋滞のために約60分のロスタイムとなり、これが今後の滞在時間を若干タイトにしたのでした。


@龍門の滝
渋滞のため、予定より遅れて到着した龍門の滝でした。
大蛇が住むという伝説の龍門の滝は、江川にかかる幅65m高さ20mの大滝だそうです。
滝に下りていく途中にはヤマユリがたくさん咲き、芳香を漂わせていました。
龍門の滝はJR烏山線の滝駅から徒歩で5分のところにあるため、運が良ければ滝の上を通過する電車のコラボが楽しめるらしいですが、この日はかないませんでした。
思っていたより、本格的な滝の景色に驚きました。

龍門の滝.jpg
本格的な滝の景色が楽しめる龍門の滝

龍門の滝 ヤマユリ.jpg
ヤマユリが群生しており、近づくと甘い香りが楽しめる

バスに戻る途中のお店で、「中山かぼちゃアイスクリーム」という那須烏山市特産の中山かぼちゃを使ったアイスを買ってみました。
車内でいただきましたが、カボチャの香りがした、お取り寄せできたらしてもいいなと思ったくらい美味しかったです。

中山かぼやアイスクリーム.jpg 中山かぼやアイスクリーム 2.jpg
プレミア感の漂うパッケージ      アイスは美しい黄色

A若山農場

若山農場さんに関する知識0で訪れました。
黄緑色のまだ柔らかそうなイガを付けた栗の木を見ながら奥の竹林を見学させていただき、真竹、孟宗竹、金明竹、亀甲竹といったたくさんの竹を見ることができました。
お土産に園主さんいわくこだわりの筍の水煮を買いました。

若山農場 真竹.jpg 真竹

若山農場 孟宗竹.jpg 孟宗竹

若山農場 金明竹.jpg 金明竹

若山農場 亀甲竹.jpg 亀甲竹


B大谷資料館

ツアーの看板でもある大谷資料館は、2万平方メートル、深さは30mにも及ぶ大谷石地下採掘場跡です。
地下の巨大建造物を思わせるミステリアスで魅力的な景観と広い地下空間を利用して、コンサートや美術展などの開催や地下の教会として利用されるなど、近年特に大活躍しているようです。
事前に添乗員さんから「60分ほど滞在しますが、10℃台のため必ず防寒着を準備してください」と連絡を受けていました。
表はうだるような暑さでしたが、大谷資料館に入って地下の採掘場跡へ続く階段を降りていると、徐々にひんやりとし、天井からは時折、ポタッと冷たい水が垂れてきました。
こらえきれず、リュックに詰め込んできた裏地フリースのズボンとボア付きの上着を着こみました。
地下採掘場跡はさまざまにライトアップされとても美しいと思いました。
地下採掘場であった頃に作業なさっていた方々は、後に、まさかこんな風に利用されることになるとは夢にも思わなかったでしょう。

大谷資料館 2.jpg
アート作品の展示も行っている

大谷資料館 3.jpg
様々にライトアップされて幻想的な空間となっている


C出流原弁天池

高い透明度の湧き水をたたえる池として有名な出流原弁天池。
確かに澄み切った水が涼やかに広がる景色は、日頃酷使している目にご褒美のようです。
出流原弁天池の脇に朱色がありますが、こちらが磯山弁財天の山門で、石段をちょっと段数の多い上っていくと。釘を一本も使わない日本の伝統的な懸造り(かけづくり)のお社にたどり着きます。
出流原弁天池の対面にあるホテルの入り口脇では、ミネラルウォーターを汲むことができるようでした。
何でも、日本名水百選のお水だそうで、秩父古生層と呼ばれる石灰岩質の地層を通ったカルシウムを豊かに含むミネラルウォーターとのことでした。
帰りの車内でいただきましたが、若干硬水よりの口当たりでした。
本当に、日本は水の豊かな国だと思います。

出流原弁天池.jpg
澄んだ水をたたえる出流原弁天池

磯山弁財天.jpg 懸造りのため結構な傾斜

栃木方面のツアーでしたので、お昼は玄氣いなりでした。
こちらは蓋の目を引くイラストが気になって一度食べてみたいと思っていたものですから楽しみにしていました。
煮ものとお漬物とお稲荷さんの素朴な組み合わせにほっこりします。
しっかりと炊けた玄米の食感がたまらなくて、機会があればまた食べたいです。

元気いなり .jpg 元気いなり 2.jpg
栃木の工芸品「ふくべ」のイラスト 蓋を開ければ玄米のお稲荷さん


以上、テンコ盛りの北関東の観光でしたが、日帰りでここまで回れるのは贅沢なことだと思いました。
良い気分転換になったように思います。
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